デザイナー
Y.T.
ここ数年、ブランドのロゴタイプが 幾何学書体に新しくリニューアルされることが増えています。 バーバリーにバルマン、ベルルッティなど、歴史あるブランドが ロゴタイプを幾何学フォントへ変更しています。 そこで今回は、2019年の幾何学書体トップ3をご紹介いたします。


オーストラリア出身のデザイナーThomas Gillettによる書体です。 FuturaとGothamの影響を受けていると言えるでしょう。 gothamよりもシャープに、futuraよりもナチュラルで優しい印象です。 開口部が小さい[remark id=インクトラップ offset=]インクトラップ[/remark]は、優れた読みやすさをサポート。 かつ、futuraのように幾何学的に見えるように光学的に補正をしています。 Gorditaは7つのウェイトがあり、さまざまな使い道があります。
GT Walsheimは、スイスのフォントメーカーGrilli typeから発売された書体です。 スイスのデザイナー[remark id=OttoBaumberger offset=]Otto Baumberger[/remark]のポスターの文字から着想を得ています。
引用:Otto Baumberger http://luc.devroye.org/fonts-59704.html
大きな特徴は大文字のGになるでしょう。安定感と特徴の強いGT Walsheimは、多くのデザイナーを魅了しています。
幾何学的なフォントの起源とも言えるfuturaは、 ドイツの活字デザイナー[remark id=PaulRenner offset=]Paul Renner[/remark]によってデザインされました。
1920年代にできて、今なお可読性の高いフォントとして愛されています。
映画監督のウェス・アンダーソンも好んでおり、 彼の映画ではfutura書体が多く取り入られています。
Futuraのバリエーションは数多くあり、 デザイナーは好みに合わせて使用することができます。
いかがでしたでしょうか。
他にもたくさんの幾何学書体が出ています。 今回はこちらの3つに絞らせてもらいました。
新たな書体の出会いになってもらえたら幸いです。