• Vol.97
  • DESIGN
  • 2019.6.27

2019年 幾何学フォントTOP3

ここ数年、ブランドのロゴタイプが 幾何学書体に新しくリニューアルされることが増えています。 バーバリーにバルマン、ベルルッティなど、歴史あるブランドが ロゴタイプを幾何学フォントへ変更しています。 そこで今回は、2019年の幾何学書体トップ3をご紹介いたします。

DESIGNER

Y.T.

Gordita ゴルディータ

Gordita ゴルディータ

Gordita(ゴルティーダ)の画像

オーストラリア出身のデザイナーThomas Gillettによる書体です。 FuturaとGothamの影響を受けていると言えるでしょう。 gothamよりもシャープに、futuraよりもナチュラルで優しい印象です。 開口部が小さいインクトラップ※1※1インクトラップとは、小さなサイズのフォントにおいて、字体の角の内側を削り込んで幅を細くし、印刷する際のインキのしみ出しを防止する書体(フォント)に対して施される工夫のこと。は、優れた読みやすさをサポート。 かつ、futuraのように幾何学的に見えるように光学的に補正をしています。 Gorditaは7つのウェイトがあり、さまざまな使い道があります。

※1 インクトラップとは、小さなサイズのフォントにおいて、字体の角の内側を削り込んで幅を細くし、印刷する際のインキのしみ出しを防止する書体(フォント)に対して施される工夫のこと。

GT Walsheim ヴァルスハイム

GT Walsheim(ヴァルスハイム)の画像

GT Walsheimは、スイスのフォントメーカーGrilli typeから発売された書体です。 スイスのデザイナーOtto Baumberger※2※21889年5月21日生まれ。スイスの著名な画家およびポスターアーティスト。優れた品質とスタイルの約200枚のポスターを作成。のポスターの文字から着想を得ています。

ヴァルスハイムが実際に使われている画像

引用:http://luc.devroye.org/fonts-59704.html

大きな特徴は大文字のGになるでしょう。安定感と特徴の強いGT Walsheimは、多くのデザイナーを魅了しています。

※2 1889年5月21日生まれ。スイスの著名な画家およびポスターアーティスト。優れた品質とスタイルの約200枚のポスターを作成。

Futura フーツラ

幾何学的なフォントの起源とも言えるfuturaは、 ドイツの活字デザイナーPaul Renner※3※31878年8月9日生まれ。ドイツの書体デザイナーであり、1927年、彼はFutura書体を設計。によってデザインされました。
1920年代にできて、今なお可読性の高いフォントとして愛されています。
映画監督のウェス・アンダーソンも好んでおり、 彼の映画ではfutura書体が多く取り入られています。

Futura(フーツラ)が使われている画像

引用:https://medium.com/@jbibla/on-wes-and-web-fa395beaa84a

Futuraのバリエーションは数多くあり、 デザイナーは好みに合わせて使用することができます。

※3 1878年8月9日生まれ。ドイツの書体デザイナーであり、1927年、彼はFutura書体を設計。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
他にもたくさんの幾何学書体が出ています。 今回はこちらの3つに絞らせてもらいました。
新たな書体の出会いになってもらえたら幸いです。

参考:Top 5 geometric fonts for 2019

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