• 2020.5.18
  • Vol.109
  • WEB
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  • 2020.5.18

急成長中のアプリ、その理由とは?

今回は今人気のアプリが、どのような点が利用者に評価され成長していったのかを見ていきたいと思います。

DESIGNER

M.K.

新しい生活様式とアプリ

新しい生活様式とアプリ

新型コロナウィルスの影響で、在宅で仕事をするテレワーク、リモートワークといったワードをよく耳にするようになりました。
BOELでも4月上旬からテレワークを始めています。私も家で過ごす時間が多くなりました。
先日ニュースを見ていたら緊急事態宣言後にダウンロード数が伸びているアプリを紹介していました。
緊急事態宣言後のアプリの市場動向は、今までに例を見ないほど伸びているようです。

人気アプリNo.1 Uber Eats

人気アプリNo.1 Uber Eats

みなさんフードデリバリーのサービスは利用したことがあるのではないでしょうか。
近くのお店の好きなメニューをアプリで簡単にデリバリーができ便利ですよね。
アプリ市場の中でも国内で特に人気が増加しているサービスでしたが、新型コロナウィルスの影響でさらに人気が高まっています。

国内ではフードデリバリーのサービスとして利用されているもので、Uber Eats、出前館、また楽天デリバリーがありますが、その中でも特にUber Eatsは近年急成長しており、2020年3月のスマートフォンによる、フード関連アプリのユーザー数ランキングではUber Eatsに関しては、利用者数の前年同月比が191.7%の大幅増となっています。

Uber Eatsは他の宅配会社と何が違いこんなにも指示されるようになったのでしょうか。

その理由の一つに、選べるレストランの種類が豊富な点があることが考えられます。
一般的な宅配のお寿司やピザ、大型チェーン店のマクドナルドやスターバックス意外にも近年人気のタピオカミルクティーやチェーン店ではない個人経営の店舗でも加盟店であればデリバリーができ、その種類の多さに驚きます。
それはUber Eatsが一般人を配達パートナーとして雇っているので、個人経営のお店で人材不足やコストの関係で配達のサービスができない店舗でも気軽に始めることができるからというUber Eats独自のサービスがある為です。

さらにこの新型コロナウィルスの影響で2020年4月10日に東京都は、飲食店に対して、営業を午前5時~午後8時までとし、居酒屋を含む飲食店については酒類の提供を午後7時までにするよう求めました。そんな中飲食店は打開策として、テイクアウトやデリバリーを導入し集客をしていくという新たな選択肢が注目され、配達スタッフを用意する必要がなく、 登録をすればすぐにデリバリーが始められるこのUber Eatsの仕組みは今のこの状況に大変受け入れられたのではないかと考えます。
これからも加盟店が増えることでお店の選択肢が増え、ユーザーの満足度に繋がるということからますます利用者が増えていくことが予想されます。

人気アプリNo.2 メルカリ

人気アプリNo.2 メルカリ

新型コロナウィルスの影響で、多くの店舗が休業となっている今、ファッション通販サイトやフリマアプリを利用する人が増えています。 競合が多いフリマアプリですが、その中でもメルカリはどのような点が利用者に人気を得ているのでしょうか。

大きな理由として、メルカリにはスマホだけで完結する手軽さと安心感があるからだと考えます。 スマートフォンからいつでも出品・購入でき、ネットオークションのような金額の交渉などはなく、出品者が提示した額を支払えばすぐ購入することができます。また、購入者の料金と出品者の商品を預かり、配送が完了した時点で料金が支払われる「エスクロー※1※1エスクローとは、取引において買い手と売り手の間にエスクローエージェントと呼ばれる第三者が介在し、代金と商品の安全な交換を保証するサービスのことをさす。」を採用するなど、事前にトラブルを防ぐ仕組みが用意されていたことも安心感に繋がり利用者が増えていったのではないかと考えます。

また2020年2月20日、メルカリは初の事業戦略イベント「Mercari Conference 2020」を実施しました。 そこで新しいサービスとしてメルカリの使い方を学んだり、出品した商品の梱包や発送をしたりできる実店舗「メルカリステーション」を、開始すると発表しました。 あいにく、イベント自体は新型コロナウィルスの影響で、ライブ配信のみとなったようですが、当時、企業がイベントの現地参加を中止する例はまだ少なく、先駆けとなったメルカリの感染対策の対応やカンファレンス※2※2カンファレンスとは、「会議」や「協議」といった意味を持つ言葉。医療分野やビジネス分野でよく用いられる言葉であり、何かしらの目的に沿った会議や協議のことをさす。の様子は、テレビや新聞、ウェブメディアなど多くのメディアで取り上げられました。 ライブ配信を視聴した記者による記事化も数件あり、露出量を増やすことができたのではないのでしょうか。

若い世代では利用が進んでいるメルカリですが、一方でスマートフォンを持ち始めたばかりのシニアなど、利用が進んでいない世代の方などにはメディアの露出により認知され、誰もが利用しやすいアプリとしてこれからさらに成長していくのではないかと考えます。

※1 エスクローとは、取引において買い手と売り手の間にエスクローエージェントと呼ばれる第三者が介在し、代金と商品の安全な交換を保証するサービスのことをさす。

※2 カンファレンスとは、「会議」や「協議」といった意味を持つ言葉。医療分野やビジネス分野でよく用いられる言葉であり、何かしらの目的に沿った会議や協議のことをさす。

人気アプリNo.3 Think Think

人気アプリNo.3 Think Think

みなさん教育系のアプリは使用されたことはありますでしょうか。 新型コロナウイルスの影響で全国の都道府県に緊急事態宣言が出されたことにより、学校は全国的に休校処置が取られています。 そんな中、子供たちの学習習慣を途絶えさせないために、子供を持つ母親世代からの支持を得ているのが教育系のアプリです。 その中でも前月から122.2%も利用ユーザーが多く増えたアプリがシンクシンクというアプリだそうです。

シンクシンクというアプリはパズル、迷路、図形などを用いた、思考力を楽しく身につけるための知育教材アプリですが、教育系のアプリで英語や数学、漢字を学ぶアプリなどがある中、なぜ知育教材のシンクシンクが人気が出たのでしょうか。

1番の理由は3月1日から3月31日の1ヶ月間、シンクシンクの有料コース向けを含めた全コンテンツを、全世界の子どもたちに無償提供したことが要因かもしれませんが、それに伴い、学校の勉強だけでは身に付けられない「空間認識」「平面認識」「試行錯誤」「論理」「数的処理」といった思考センスがゲーム感覚で気軽に身に付けることができるからではないでしょうか。
どうしても自宅にこもって、学校の課題ばかりだと息が詰まってしまいそうですが、ゲーム感覚で学べるアプリだと息抜きになりながらも学習ができ、親子で楽しみながら学べる為、このような状況に大変喜ばれたのではないかと考えられます。

アプリを使用して学習をしてこなかった私にとっては新鮮でもあり、ゲーム感覚で学べるアプリがある環境は羨ましくも感じました。おそらく無償化した1ヶ月だけではなく今後も楽しく勉強ができる知育系のシンクシンクはユーザーに求められるアプリになっていくのではないのでしょうか。

これから利用者が増えそうなアプリ

これから利用者が増えそうなアプリ

急激にユーザー数を伸ばしているものでピカブル(Picable)というアプリがあります。 同じ動画などを一緒に見ながら会話できるアプリで、遠く離れていても同じ時間に画面を共有できるとして、若者やカップルに人気だそうです。

なぜ今、電話で会話だけのコミュニケーションだけではなくプラスアルファ、画面の共有であったり、何かを共有できることが若者からの指示を得ているのでしょうか。

調べてみるとピカブルは元々は遠距離恋愛中のカップル向けに作られたアプリだということがわかりました。次のデートの約束を一緒に同じ画面を共有しながら計画を立てることができる点がまるで本屋さんで旅行の本を一緒に見ているような感覚で相手がより近くに感じられる点が他のコミュニティーツールにはない良い点だと考えます。

また、そこに新型コロナウィルスの影響で若い人たちの環境が変わり、外に遊びに行けなくなったことにより1人で不安を感じてしまうことがある中、一緒に映画を見たり、ゲームをしたりし、恋人や友達が離れていながらも近くに感じることができるこのピカブルのサービスが受け入れられ、ダウンロード数が上昇につながったのではないかと考えられます。

最後に

少し前だとアプリといえばゲーム系のアプリを想像することが多かったですが、現在はショッピングやコミニュケーションツールとして活用されることが多くなっていると思います。
最近は自宅にいても好きなものが簡単に手に入る、コミュニケーションをとりたい人と気軽に話せるといったアプリが人気になっているようです。
新型コロナウィルスの影響で仕事、学び、買い物、エンターテイメントなどが身の回りのサービスは今まさに時代に合わせて大きく変化をしているといえます。
またこれから5Gの導入がますますサービスの内容を変化させていくのではないのでしょうか。

出典:Uber Eatsの公式ホームページ

出典:メルカリ公式ホームページ

出典:Think Think公式ホームページ

出典:ピカブル公式ホームページ

出典:メルカリ参考

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