Brand Strategy / BX

Vol.174

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ストラテジック・デザイナー

T.M.

リブランディングとは|変化を伝え直す

- 見た目ではなく、判断軸から変える

この記事の対象:
事業承継やM&A後に会社を伝え直したい経営者・事業責任者・広報責任者
リブランディングとは、ロゴや見た目を新しくするだけではない。事業や組織の変化に合わせて、企業が何者で、誰に何を約束するのかを伝え直す取り組みである。
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事業承継やM&A後に会社を伝え直したい経営者・事業責任者・広報責任者
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この記事でわかること

  • リブランディングの意味
  • 事業承継やM&Aで必要になる時期
  • 見た目で終わらせない進め方
  • PROJECTS事例から見る企業価値の伝え直し
  • 社内理解を置き去りにしない視点
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リブランディングとは何か

リブランディングとは何か

変化した会社を、正しく伝え直す

変化した会社を、正しく伝え直す

リブランディングは、古くなった見た目を新しくする作業だと思われがちである。しかし本来は、会社の中身が変わった時に、外からの見え方と内側の意志を合わせ直す取り組みだ。社名、ロゴ、言葉、サイト、営業資料、採用、接客まで影響する。

事業承継、M&A、新規事業、海外展開、上場準備などの局面では、過去の伝え方とこれからの事業がずれることがある。そのずれを放置すると、顧客にも社員にも会社の方向が伝わりにくくなる。

いつ取り組むべきか

いつ取り組むべきか

会社の実態と見え方がずれた時

会社の実態と見え方がずれた時

取り組むべき時期は、流行に合わせる時ではない。会社の実態と、顧客や社員が持つ印象がずれた時である。事業内容が広がったのに昔のイメージで見られる。後継者の考えが社員に伝わらない。採用で会社の魅力を説明できない。こうした状態がサインになる。

特に経営の転換点では、見た目より先に判断軸を整える必要がある。何を残し、何を変え、誰にどう約束するかを決めなければ、デザインだけを変えても意味が薄い。

見直す範囲はどこか

見直す範囲はどこか

意志、言葉、体験、運用をつなぐ

意志、言葉、体験、運用をつなぐ

見直す範囲は、ロゴだけではない。まず経営の意志を整理し、次にそれを表す言葉をつくる。その言葉を、サイト、営業、採用、商品、空間、接客などの体験へ広げる。さらに、社内で使い続けるための運用も整える。

この流れがないまま表現だけを変えると、社内では使われず、社外には一時的な印象しか残らない。リブランディングは、未来へ向けた会社の判断を、体験として使える形にすることだ。

見えにくい価値をどう伝え直したか

見えにくい価値をどう伝え直したか

社会を支える役割をブランド体験へ変える

社会を支える役割をブランド体験へ変える

BOELのPROJECTS「SocioFuture」では、社会インフラを支える事業の価値を、企業の見え方として再構築している。生活の安心を支える仕事は、外からは見えにくい。だからこそ、言葉、視覚、情報設計を通じて、その役割を伝え直す必要があった。

リブランディングの視点で見ると、この事例は「変わったこと」だけでなく「本来持っていた価値」を新しい文脈で見えるようにしている。会社の実態を未来の約束へ翻訳することが、リブランディングの核である。

どの順番がよいのか

どの順番がよいのか

診断、定義、表現、実装、検証で進める

診断、定義、表現、実装、検証で進める

まず、現状の見え方を診断する。顧客、社員、採用候補者、取引先が会社をどう理解しているかを知る。次に、これからの会社の定義を決める。何者で、何を約束し、どの価値で選ばれたいのかを明らかにする。

その後、言葉と見た目を整え、各接点へ実装する。最後に、社内で使われているか、顧客に伝わっているかを検証する。リブランディングは公開日で終わらない。使いながら育てる取り組みである。

何に気をつけるべきか

何に気をつけるべきか

社内の理解を置き去りにしない

社内の理解を置き去りにしない

失敗の多くは、社内の理解が追いつかないまま外へ発表することで起きる。社員が新しい言葉を使えず、営業が説明できず、採用で語れない状態では、ブランドは空中に浮いてしまう。

もう一つは、過去を否定しすぎることだ。リブランディングは、過去を消すためではなく、受け継ぐ価値を未来へつなぐためにある。変えるものと残すものを分けることが、信頼を守る。

リブランディングは、変化を決定に変えることだ

リブランディングは、変化を決定に変えることだ

変化した会社を、使える約束にする

変化した会社を、使える約束にする

BOELは、リブランディングを、企業の変化を社会に伝えるための表現刷新ではなく、変化を判断軸へ変える仕事だと考える。見た目が変わる前に、会社が何を選ぶのかが変わらなければならない。

Design the Decisionの視点では、リブランディングは未来の会社を使える状態にする行為である。言葉、体験、組織のふるまいが同じ方向を向いた時、企業の変化は、顧客と社員に信じられるものになる。

著者について

企業の意志を、言葉・体験・判断の流れへ翻訳する。経営、事業、顧客接点を横断し、選ばれる理由を設計する。

この記事のテーマ

#リブランディング#ブランド戦略#ブランディング#企業ブランディング#組織デザイン

FAQ

リブランディングとは何ですか?
リブランディングとは、ロゴや見た目を新しくするだけではない。事業や組織の変化に合わせて、企業が何者で、誰に何を約束するのかを伝え直す取り組みである。
いつ取り組むべきか?
「会社の実態と見え方がずれた時」と捉えることが要点です。事業承継やM&Aで必要になる時期を手がかりに、今ある取り組みや接点を一つずつ見直すと整理しやすくなります。
何に気をつけるべきか?
まずは「社内の理解を置き去りにしない」という考え方で、一つの接点や判断に絞って試します。最初から全体を変えず、結果を見ながら少しずつ広げていく方法が現実的です。
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