• 2021.12.27
  • Vol.133
  • LIFE
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「メタバース」の時代はこれから

素敵な夢から目覚めた時、それを見続けるためにもう一度眠りに戻りたいと思ったことはありませんか?こうしたことが将来、メタバースを使って可能になるかもしれません。メタバースという言葉はFacebookがMetaと社名を変更したことで注目され、初めて知った人も多いと思います。では具体的に、どのような意味なのでしょうか?

DIRECTOR

G.H.

メタバースはインターネット上に存在する仮想空間

メタバースはインターネット上に存在する仮想空間

メタバースは、英語で超越を意味する「メタ」と宇宙、無限大を意味する言葉と「バース」を組み合わせた言葉です。 多くのユーザーが3D環境でコミュニケーションを深め、体験をより現実に近づけられるデジタル世界を表す用語です。
現代は、インターネット社会と言っても過言ではありません。特に最近は、仮想世界が次のインターネットの未来を築くと言われています。 多くの企業が、この分野に投資し開発することで注目を集めていることから、メタバースのアイデアが次々と生まれています。 メタバースは、人間がインタラクティブに関与するのに役立つ『デジタル仮想現実(VR)』なのです。
たとえば、私たちがzoomやteamsなどのオンラインカンファレンスに参加すると映像を見て、音声を聞いて会話ができますが、メタバースでは、顔や手の動き連動した3Dの映像を表現することができます。
実際、このテクノロジーを使用して、仮装の空間で利用者が行きたい場所に行くこともできます。 つまりメタバースは、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)テクノロジーを使ってアクセス可能なインターネットの新しい世界として定義することができます。
今後、スマートフォンはこれらの技術に完全に置き換わる可能性があるため、技術の真の革命と言われています。

変わるオンラインの購入体験

メタバース内では、スーパーマーケット内から食品を選ぶこともできるし、実際に店内にいるかのようにクレジットカードで決済することも可能です。

「Meta shopping」の画像

デジタルツインや自分の姿をスマートフォンなどのデバイスに映し、実際に見て、服を着せるように、どのようにフィットするかを見てみると、面白いと思います。 そして、必要なアイテムを選択し決済すると、選んだ物が自宅に届きます。
L'OREALは、zoom上でしか着用できないデジタルのみのメイクアップラインを発売しました。 アプリでアイテムを購入して、見た目がいかにクールか、レンズに特定のメイクをしているのを見ることができるので、相手に実際にメイクをしているように見せることができます。

「LOREAL Beauty Magazine」の画像

L'OREAL Beauty Magazine から引用
https://fastcoding.jp/blog/all/info/designswidth-2020/
あなたはIKEAの家具を見て、あなたの家にARモデルを見て、それが店内でもオンラインでも購入することができます。IKEAは、PhoneのLiDARという拡張現実技術を使ったIKEA Placeというアプリを提供しています。利用者は、家具と小物の組み合わせや、室内スペースを自分自身で設計することが可能です。

IKEA Studioベータ版
https://fastcoding.jp/blog/all/info/designswidth-2020/
12月24日現在スペイン、スウェーデン、韓国のみで利用可能です。

IKEA Place
https://fastcoding.jp/blog/all/info/designswidth-2020/

そして、グッチはバーチャルウェアの販売を開始し、グッチのクリエイティブディレクターであるアレッサンドロミケーレがデザインしたアバター向けのデジタルスニーカー『Gucci Virtual 25』をペアあたり12.99ドルで発売しました。Gucci 公式アプリ内の Gucci Sneaker Garage にて購入することができます。
オンラインショッピングは、2Dインタラクションから、完全に没入型の仮想体験に移行していくでしょう。
しかし、今までみたいなオンラインショッピングは変化しています。 二次元画像をクリックして、買い物かごのアイコンに追加する時代は終わりに近づいています。
それははるかに没入型の仮想ショッピング体験に置き換えられます。

「LOREAL Beauty Magazine」の画像

dezeen から引用
https://fastcoding.jp/blog/all/info/designswidth-2020/

 

メタバースが変える未来

私は日本に来てもうすぐ10年になる外国人です。以前故郷の家族や友人に会うために、飛行機に乗って22時間もかかりました。それが今では、ZOOMやTEAMSを使って、画面越しに会話ができるようになっています。ひと昔前の時代を知る人にとっては、瞬時に遠く離れた人と画面越しで会話できることが、まさに驚きです。それが一歩進んで、メタバースの世界では、会うだけではなく、実際に触れたり、接したりする経験に近いことができるようになるのです。コロナの時代の中、会いたい人になかなか会えなかったり、行きたいところに行かなかったり、そうした不自由さを解決してくれる技術と言えるでしょう。
Digital technology will make our life more comfortable in the future
さて、あなただったらどんな夢を見て、どんな眠りに戻りたいと思いますか?
メタバースで実際に戻ってみましょう。

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