
ソシオフューチャー
“新しい会社の輪郭”を、働く人から再構築する
企業の存在意義や働く価値を、現場で活躍する人々の視点から再定義した採用ブランディングプロジェクト
SocioFuture は、ATM運営をはじめとする金融インフラやBPOサービスを通じて、社会を支える事業を展開している企業である。
しかし、2022年に「日本ATM株式会社」から「SocioFuture株式会社」へ社名変更を行ったことで、企業としての未来や可能性が広がった一方、「何をしている会社なのか」が以前より見えづらくなった側面も生まれていた。
また、BPO業界そのものも、「毎日同じ業務を繰り返す仕事」というイメージを持たれやすく、社会における役割や働く意義が十分に伝わりづらい領域でもあった。
一方、実際のSocioFutureでは、ATM事業だけではなく、新規事業やDX、海外事業など、多様な挑戦が行われていた。そこで本プロジェクトでは、単なる採用サイトの刷新ではなく、「SocioFutureとはどのような会社なのか」を、現場で働く人々の姿を通して再構築していく採用ブランディングを設計している。
また、本プロジェクトは、コーポレートブランディングを担当したからこそ実現できた、企業の存在意義と採用を接続する取り組みでもある。
課題
“何をしている会社なのか分からない”状態をどう変えるか
SocioFutureは、金融インフラやBPOサービスを通じて社会を支える企業である。しかし、その事業領域は一般生活者から見えづらく、「何をしている会社なのか分からない」という状態が、採用活動における大きな課題となっていた。 特に社名変更後は、「日本ATM」という分かりやすい名称から、「SocioFuture」という新しいブランドへ移行したことで、会社として目指す未来は広がった一方、求職者や潜在応募者にとっては、事業内容や会社の輪郭が以前より見えづらくなっていた。 また、「社会インフラカンパニー」という言葉も、理念としては重要でありながら、それだけでは具体的にどのような仕事をしている会社なのかを直感的に理解しづらい側面があった。 さらに、BPO業界には「単純作業」「ルーティンワーク」といったイメージが存在しており、SocioFutureが実際には多様な挑戦や変革を行っていることが十分に伝わっていなかった。 本来、SocioFutureには、海外事業を推進する人、新しいATM関連システムを構築する人、それを支える営業や採用担当、技術者など、多様な役割を担う人々が存在している。しかし、それぞれの仕事や挑戦が個別に存在しているだけでは、企業全体としての輪郭が見えづらかった。 そのため、単に採用情報を整理するのではなく、「どのような人たちが、どのような想いで社会を支えているのか」を通して、企業そのものを理解できる採用体験へ再構築していく必要があった。
解決
“仕事内容”ではなく、“働く人”から企業を理解できる採用体験へ
本プロジェクトでは、採用サイトを単なる求人情報の掲載場所ではなく、「SocioFutureという会社を、人を通して理解できる場」として再定義した。 仕事内容や制度を説明するだけではなく、実際に現場で働く人々の姿や価値観、挑戦を丁寧に可視化することで、「この会社は何を目指しているのか」「社会にどのような価値を提供しているのか」を自然に理解できるブランドコミュニケーションを設計している。 また、本プロジェクトでは、海外事業を担当する役員、新しい業務システムを構築する技術者、それを支える営業や採用担当など、さまざまな立場で働く人々を多角的に紹介することで、企業全体の輪郭を立体的に伝える構成を構築した。 さらに、「社会インフラを支える」という言葉だけでは見えにくかった仕事の価値を、実際に働く人の言葉やキャリアを通して伝えることで、求職者が自分自身の未来や働く意味を重ね合わせながら企業理解を深められる採用体験を目指している。 本プロジェクトでは、採用を単なる人材獲得の手段ではなく、「企業の存在意義を未来の仲間へ伝えるブランド体験」として再構築している。
結果
“どんな会社か分からない”から、“ここで働く意味が見える”採用体験へ
これらの取り組みにより、SocioFutureの採用サイトは、単なる求人媒体ではなく、「働く人を通して企業理解を深められるブランドコミュニケーション」として機能するようになっている。 実際に、リニューアル後に入社した社員へのヒアリングやアンケートでは、「何をしている会社なのか分からなかったが、採用サイトを見て理解できた」「自分がここでどのような仕事をしたいのかを具体的にイメージできた」といった声も生まれている。 また、仕事内容だけではなく、「どのような人たちが、どのような想いで働いているのか」が伝わることで、求職者が企業との価値観の接続を感じながら意思決定できる環境づくりにもつながっている。 さらに、本プロジェクトを通じて、「採用は人を集めるためのものではなく、企業の存在意義や働く価値を伝えるブランド体験である」という考え方は、採用ブランディングにおける新しい可能性を示すことにもつながった。 結果として、このプロジェクトは単なるキャリア採用サイトの刷新ではなく、社名変更によって見えづらくなった“新しい会社の輪郭”を、働く人を通して再構築していく取り組みとなった。 ⸻ 本プロジェクトは、「人を採用する」のではなく、「社会を支える仕事の価値を伝える」という思想から生まれている。 企業の存在意義や働く意味を、実際に働く人々の姿を通して可視化することで、企業と未来の仲間との新しい関係性を構築していく取り組みとなった。
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