国際文化会館

国際文化会館

The International House of Japan

積み重ねてきた「知」を、構造として可視化する

国際文化会館は、1952年の設立以来、国際的な知の交流を通じて相互理解を促進し分野や立場を越えて対話の場をつくり続けてきた公益財団法人です。 活動の広がりとともに、多様な研究領域やプログラムが展開される一方で、それらを貫く思想をどのようにWeb上で構造化し、伝えるかが課題となっていました。本プロジェクトでは、分断されていた複数のサイトや研究分野を統合し、単なる情報の整理ではなく、背景にある思想や文脈が伝わる構成へと再設計しました。個別の活動を「点」としてではなく、全体のビジョンと接続された「関係性」として捉え直すことで、国際文化会館が目指す知のあり方を可視化しています。

課題

異なる研究分野に分散したサイトと、煩雑化した情報構造

国際文化会館は、「アジア太平洋における知の拠点」というビジョンのもと、多様な研究領域と活動を横断的に展開しています。 一方で、それらの活動は研究分野ごとに異なるサイトに分散し、それぞれが独立した情報として存在していました。さらに、長期的なサイト運用と活動の広がりに伴い情報量・構造の両面で複雑化していました。そのため、活動内容の全体像や領域間のつながりが見えにくい状態となっていました。 本来連続しているはずの知が分断されて認識されることで、「知の拠点」としての思想や価値が十分に伝わっていませんでした。

解決

点在する知を、横断的な理解へ

私たちは、情報の整理ではなく、「構造の再設計」からプロジェクトを捉え直しました。分散していた研究領域や活動を統合し、それぞれを独立した情報としてではなく、相互に関係し合う構造として再設計。複数の領域が横断的に接続されることで、国際文化会館の活動全体を一貫した文脈の中で捉えられるようにしました。 この構造を基盤に、検索性や回遊性を高める導線設計を行い、ユーザーが関心に応じて情報へアクセスしやすい環境を整備。情報の探索そのものが、領域を横断した理解につながる体験へと転換しています。

結果

国際文化会館の活動を、構造として可視化

各プログラムや研究領域が「点」としてではなく、「関係性」として理解されるようになり、サイト全体を通じて国際文化会館のビジョンが一貫して伝わる構造へと進化しました。ユーザーは個別の情報を閲覧しながらも、国際文化会館がどの領域と接続し、どのような思想のもとに展開されているのかを自然に理解できるようになっています。結果として、異なる領域や思想が交差し、新たな価値が生まれる場としての本質を、Web上で体現しています。

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国際文化会館
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