AIと創造性に関する基本方針

BOELは、ブランド、デザイン、テクノロジーを通じて、企業や社会が持つ価値や可能性を発見し、新しい未来を形にすることを目指しています。
AIは、人間の創造性や思考を代替するものではなく、その可能性を拡張するための技術であると私たちは考えます。
AIによって、調査、分析、発想、制作、検証など、クリエイティブに関わるさまざまなプロセスが変化していく一方、その成果に対する判断と責任を担うのは、これからも人間です。
BOELは、AIの可能性とリスクの双方を理解し、人間の創造性、企業やブランドの固有性、クリエイターの権利、そして社会からの信頼を尊重しながら、責任あるAIの活用を推進します。

  1. 人間の創造性を中心に置く
    私たちは、AIを人間の創造性を置き換えるためではなく、思考や表現の可能性を広げるために活用します。
    ブランド戦略、デザイン、文章、写真、映像、Web開発などにおいて、AIによる提案や生成結果をそのまま答えとするのではなく、人間が考え、選択し、編集し、意味を与えることを重視します。
    企業やブランド固有の価値を発見し、まだ存在していない価値や表現を生み出すことは、私たち自身が担うべきクリエイティブの責任であると考えます。
  2. 最終的な判断と責任は人間が担う
    AIは意思決定を支援する手段であり、最終的な意思決定者ではありません。
    AIによって生成・分析・提案された情報について、人間による確認、検証、編集を行い、その利用および成果物に対する責任をBOELが担います。
    特に、ブランド戦略、企業の重要な意思決定、社会的影響の大きい表現などについては、AIの判断だけに依存しません。
  3. クライアントとブランドの固有性を守る
    ブランドは、企業の歴史、思想、文化、人、顧客との関係などによって形成される固有の資産です。
    私たちは、AIによって大量の情報や表現を生成できる時代だからこそ、既存の表現を模倣することではなく、クライアント固有の価値を発見し、それにふさわしい独自の表現を生み出すことを重視します。
    AIを利用する場合も、ブランドの独自性や真正性を損なわないよう、人間によるクリエイティブディレクションを行います。
  4. 知的財産とクリエイターの権利を尊重する
    私たちは、著作権、商標権、肖像権その他の知的財産権を尊重します。
    AIを利用した制作においても、第三者の作品、デザイン、写真、映像、文章、ブランドなどの権利を不当に侵害しないよう配慮します。
    特定のクリエイターや作品の表現を安易に模倣することを目的としてAIを利用せず、必要に応じて生成物の権利関係や利用条件を確認します。
    AIを利用することが、クリエイターの価値や創造性を軽視することにつながらないよう努めます。
  5. 情報の正確性を検証する
    生成AIは、事実と異なる情報や、存在しない情報を生成する可能性があります。
    私たちはAIが生成した情報を無条件に信頼せず、重要な情報については一次情報や信頼できる情報源を確認し、人間による検証を行います。
    調査、企画、コピーライティング、Webコンテンツなど、社会に公開される情報については、正確性と信頼性を重視します。
    AIによる偽情報、誤解を招く情報、意図的な情報操作の生成・拡散には加担しません。
  6. 個人情報・機密情報を保護する
    私たちは、AIの利用において、個人情報、クライアントから預かった情報、未公開情報、営業秘密その他の機密情報を適切に管理します。
    利用するAIサービスのデータ利用方針、保存方法、学習への利用条件、セキュリティ等を確認し、情報の性質に応じて利用するサービスや利用方法を判断します。
    クライアントから預かった機密情報を、許可なく外部AIサービスの学習やその他の目的に利用させることはありません。
  7. 透明性と説明責任を大切にする
    AIの利用が成果物や意思決定に重要な影響を与える場合、その利用方法や影響について必要に応じて説明できる状態を維持します。
    特に、AIによって生成された人物、写真、映像、音声など、実在するものと誤認される可能性のある表現については、その用途や社会的影響を考慮し、必要に応じてAI生成・加工であることを明示します。
    AIを使用したことを理由として、成果物に対する私たち自身の説明責任を放棄することはありません。
  8. 公平性と多様性を尊重する
    AIは、学習データや設計によって、社会に存在する偏見や固定観念を反映する可能性があります。
    私たちはAIの出力に含まれる可能性のある偏りを認識し、人種、国籍、性別、年齢、文化、思想その他の属性による不当な差別や固定観念を助長しないよう配慮します。
    ブランドコミュニケーションに携わる企業として、多様な人々と文化への理解と尊重を大切にします。
  9. 安全で適切なAI利用を行う
    AIを利用するサービスやシステムについて、用途、セキュリティ、データ管理、利用規約等を確認し、目的に応じて適切なサービスを選択します。
    違法行為、詐欺、誹謗中傷、差別、なりすまし、悪意ある情報操作など、人や社会に損害を与える目的でAIを利用しません。
    AIを組み込んだシステムやサービスを開発する場合についても、その影響とリスクを評価し、安全性を考慮した設計・運用を行います。
  10. AIリテラシーを継続的に高める
    AI技術、関連法令、社会規範は急速に変化しています。
    BOELは、AIを禁止することによってリスクを避けるのではなく、正しく理解し、適切に使いこなす能力を組織として高めることを重視します。
    社員およびプロジェクトに関わるメンバーが、AIの可能性だけでなく、限界、情報セキュリティ、著作権、倫理的リスクについて理解できる環境を整備します。
  11. AIとともに新しい創造性を探求する
    私たちはAIを単なる業務効率化のための技術とは考えていません。
    人間とAIがそれぞれの能力を活かすことで、これまで発見できなかった問いやアイデア、表現、体験を生み出せる可能性があります。
    BOELは、ブランド、デザイン、テクノロジーに関わる会社として、AIと人間の新しい協働のあり方を探求し、企業と社会に新しい価値を提供していきます。

本ポリシーについて

BOELは、AI技術、関連法令、社会環境の変化を踏まえ、本ポリシーを継続的に見直し、必要に応じて改定します。

制定: 2026年8月10日

AI POLICY | 東京のブランディングデザイン会社 BOEL